27 3月 2023

MP-13: 100%ウブロのマニュファクチュール製2軸トゥールビヨンとデュアルレトログラード表示を備えた新たなコンプリケーション

MP-13-Tourbillion-Bi-Axis-Retrograde-44mm-lifestyle-shot

ウブロは、時計製造の未来を見つけたいと切望するコレクターに向けた、破壊的、創造的、技術的なオートオルロジュリーを体現するMP(マスターピース)コレクションの物語に新たな章を加えます。

 

13という数字を迷信から避ける人もいるかもしれませんが、このMP-13を避けることはできないでしょう!迷信に惑わされることなく、ウブロはその最新モデルの個性を明らかにします。サテン仕上げのチタニウムケースで覆われた44mmMP-13は、トゥールビヨンとレトログラード表示という2つのコンプリケーションを1つの時計に搭載したユニークなモデルです。しかし、この2つは、単なる古くからの複雑機構というわけではありません。

非常に卓越した技巧である2軸を備えたトゥールビヨンは、2017年に発表したMP-09で初めて実現しました。ウブロは2軸トゥールビヨンを完全に自社製造できる数少ないウォッチメーカーのひとつです。このトゥールビヨンは、1番目の軸で1分間に1回転し、2番目の軸で30秒間に1回転します。同じ機構の中に2つの速度を持つことで、催眠術のようなテクニカルな光景が生まれます。

 

これらの魔法をさらに強めるために、ウブロは透明感と浮遊感という2つの洗練された特徴を備えたトゥールビヨンを創り上げました。この構造的デザインにより、従来のモデルにはないトゥールビヨンの浮遊感を実現しています。アッパーブリッジをなくして各パーツを削ぎ落とすことで、光の透過を妨げないようにしています。視覚的な効果を高めるため、6時位置のトゥールビヨンを囲むスペースを開放し、ケースの両側は無反射コーティングされたサファイアクリスタルで保護されています。

“ウブロの第一社屋の誕生から14年が経った今年、私たちは完全にウブロで開発・製造した 13番目のMPムーブメントを発表します。創造性は表現するための手段が必要であり、その逆もまた然りです。 それが、私たちの統合されたビジネスモデルを強固なものにしています。ウブロでは、あらゆるアイデアがほぼ瞬時に時計製造の革新的なプロジェクトに発展し、卓越したクリエイションを生み出しています。 ウブロのコレクターは、この新たなMP-13のように、最先端の時計製造を体現する新作の発売を 心待ちにしているのです。 ”

リカルド・グアダルーペ

ウブロ CEO

これまで同様、ウブロはMP-13 を日常的に使用できるよう、約 4 日間(約96 時間)のパワーリザーブを実現しています。これはおそらく、現在販売されている2軸のスケルトン トゥールビヨンの中で、最大のパワーリザーブを備えているといえるでしょう。しかし、この約4日間のパワーリザーブを実現することは、わずかに存在する同様のトゥールビヨンよりも、はるかに困難なことでした。

 

それは、このムーブメントがレトログラードだけでなく、バイレトログラードも搭載しているというまたとない理由からです。レトログラード表示にはエネルギーが必要なため、3つの要素(2軸、バイレトログラード、約4日間のパワーリザーブ)は通常、一緒に見られることはありません。このユニークなタイムピースのもう一つの特徴は、分針が安定して動く一方、時針は1つの時間から次の時間へと瞬時にスキップする点です。それにより文字盤が読み取りやすくなり、着用者の日常生活を快適なものにしています。MP-13は約96時間のパワーリザーブを備え、11時位置にパワーリザーブ表示を備えています。

 

また、ウブロが時分の両方に対応するバイレトログラードムーブメントを設計したのも、今回が初めてです。これにより、非常に直感的かつ自然に、そして自発的に時間を知ることができます。ディスプレイは左から右へ読むようになっており、多くの文体や太陽の軌跡を反映させています。3時位置のリュウズは1つのポジションしかないため、ムーブメントの設定も非常に簡単です。分針を巻き上げると、自動的に時間が進みます。ウブロはムーブメントを一方向にしか巻き上げられないように設計し、使いやすさをさらに向上させました。これはコレクターのためで、レトログラード表示特有の弱点である針の逆回転による破損を防ぐことができます。

 

MPシリーズの全モデルと同様、「MP-13  トゥールビヨン バイ-アクシス」は、世界限定50本の限定生産です。全体にサテン仕上げを施したチタニウム製で、ブラックのラバー・ストラップが付属し、パーツ数は374個です。